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✓本記事の信頼性
「ブログを書いているけど、全くアクセスが集まらない。」「何をテーマにした記事を書けばいいかわからない。」「ブログを収益化するためには何をすればいいの?」これらは多くの初心者ブロガーが抱える悩みです。
実は、これらの問題に対する解決の一歩は「SEOのキーワード選定」にあります。
僕も、ブログを開始した当初はSEOについてほとんど知識がありませんでした。
しかし、キーワード選定のテクニックを学び、それを実践することで、今では月間4万PVのブログに成長しました。
この記事では、SEOのキーワード選定が重要性や、その具体的なやり方を紹介します。」
記事をしっかりと読み、実践すれば、検索エンジンでのランキングが改善し、より多くの読者に記事を読んでもらえるようになります。
ちなみに、ブログの書き方を10のステップで網羅的に解説している記事があるので、合わせてチェックしてください。
当ブログで使っているWordpressテーマ
Contents
はじめに:SEOとは何か?
SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)とは、簡単に言うと、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、自分のブログやウェブサイトが上位に表示されるようにするテクニックのことです。
「何でこんなに重要なの?」と思うかもしれませんが、考えてみてください。
あなたが何か調べたいとき、どうしますか?
多くの人はGoogleで検索しますよね。そして、大体は検索結果の上位に表示されるサイトをクリックします。
掲載順位とクリック率のグラフを見てください。
引用:Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study
上画像を見ると、検索1位が20%以上のクリック率であり、10以下は2%を切っていてほとんどクリックされないことがわかります。
つまり、記事を読んでもらうには、いかに上位表示をとれるかがカギです。
そして、検索結果で上位表示をとる施策がSEOです。
「将来的にブログで稼ぎたい」と考えている人にとっては、SEOは避けて通れない重要なスキルです。
では、このSEOで一体何をするのか。その答えの一つが、「キーワード選定」です。
SEOでキーワード選定が重要な理由
キーワードって簡単に言えば、Googleなどで検索する時に使う「単語」や「フレーズ」ですよね。これをうまく選ぶことが、ブログの成功の第一歩となります。
なぜなら、キーワードをしっかりとリストにまとめることで、SEO対策が効果的になるからです。
その結果、たくさんの人があなたのブログに辿り着く確率が上がります。
思いつきでキーワードを選んで記事を書くと、後で「何を書けばいいか分からなくなる」ことや、記事のネタがなくなることもあります。
その原因は、ちゃんとキーワードをリストアップしていないから起こることが多いんです。
GoogleやYahoo!は、使命として「人々に役立つ情報を提供すること」を目指しています。
だから、特定のテーマについて、しっかりと情報を提供しているブログを高く評価してくれます。
要するに、しっかりと手順を踏んでキーワードをリストアップすることは、多くの人が求める情報をしっかりと提供するために必要な作業です。
キーワード選定の具体的な6つのSTEP
それでは、キーワード選定の具体的なやり方を解説します。
✓キーワード選定の具体的な6つのステップ
STEP1:ブログのテーマ(メインワード)を決める
STEP2:ざっくりのターゲットを決める
STEP3:ターゲットからカテゴリーワードを考える
STEP4:カテゴリーの関連キーワードを洗い出す
STEP5:キーワードの検索ボリュームを調べる
STEP6:マインドマップでキーワードのツリー構造を作成する
一つずつ解説します。
STEP1:ブログのテーマ(メインワード)を決める
最初に、ブログのテーマ・ジャンルのメインワードを決めます。
例えば、ブログのテーマが「キャンプ」なら、メインワードは、「キャンプ」です。
このメインワードの周辺にどんな関連キーワードがあるか洗い出していきます。
ここで注意すべきは、テーマを広すぎる言葉で考えないことです。
たとえば、「アウトドア」とかにしてしまうと、そのテーマに含まれるキーワードが多すぎて、どんな記事を書けばいいのかわかりにくくなります。
言い換えると、「アウトドア」って広すぎて、書きたいことが山ほど出てきて、結局どれも中途半端になってしまう可能性があります。
だから、具体的な「キャンプ」という言葉で考え、それに関連する話題やキーワードを集めるといいです。
ブログで稼ぐことを目的としているなら稼げるテーマ(ジャンル)を選ぶことが重要です。
稼げないテーマを選んでしまうと、いくら記事を書いても稼げないからです。
稼げるジャンルを知りたい人は、下記の記事をご覧ください。
STEP2:ざっくりのターゲットを決める
ブログのテーマ(メインワード)が決まったら、あなたのブログの想定読者(ターゲット)をざっくりでいいので決めましょう。
例えば、「キャンプブログ」なら、
・20代~30代
・キャンプを楽しみたい人
・キャンプ道具を知りたい人
・おすすめのキャンプ場が知りたい人
のようにです。
ターゲットがざっくり決まれば、どんなブログにすべきかも明確になっていきます。
STEP3:ターゲットからカテゴリーワードを考える
メインワードとターゲットを設定したら、そこからブログに必要なカテゴリーを考えて、書きだしてみましょう。
例えば、「キャンプブログ」の場合
・キャンプ場
・キャンプ道具
・キャンプ飯
・キャンプファイヤー
などです。
カテゴリーを決めるときのやり方を2つ紹介します。
①ライバルサイトを調べる
一つめは、ライバルサイトを調べる方法です。
キャンプブログで調べてみましょう。Googleで「キャンプブログ」を検索します。
上の3つは、テーマが広すぎたり、まとめサイトなので除外です。
4位のサイトがライバルサイトになります。
このサイトのカテゴリーを見てみましょう。
このサイトでは下記の項目をカテゴリーにしていることがわかります。
・キャンプ道具
・キャンプ場
・お得情報
・まとめ・比較
②ラッコキーワードで調べる
2つめは、ラッコキーワードのサジェストキーワードを調べる方法です。
ラッコキーワードは基本無料で使えます。
ラッコキーワードのページに行き、「キャンプ」で検索してみます。
キャンプのサジェストキーワードは下記になります。
サジェストキーワードから、カテゴリーにすべきワードを推察すると、
・キャンプ場
・キャンプ飯
・キャンプ用品
・キャンプファイヤー
などが、よさそうとわかります。
上記のような方法で、カテゴリーを決めましょう。
STEP4:カテゴリーの関連キーワードを洗い出す
ブログのテーマとカテゴリーが決まったら、カテゴリーに関連するキーワードを洗い出します。
関連キーワードの洗い出しには、ラッコキーワードを使います。
今回は、「キャンプ飯」を例に関連キーワードを洗い出してみます。
ラッコキーワードのページを開いたら、「キャンプ飯」で検索します。
すると、下の画像のように関連キーワードの一覧が表示されます。
次は、この関連キーワードの検索ボリュームを調べます。
STEP5:キーワードの検索ボリュームを調べる
キーワードの検索ボリュームは、「キーワードプランナー」を使います。
キーワードプランナーとは、Google公式のキーワード調査ツールで、基本無料で使えます。
ラッコーキーワードの右上にある「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックしてください。
コピーしたらキーワードプランナーへ移動して、右の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
ラッコキーワードの関連キーワードを貼り付けて「開始する」をクリックします。
すると、関連キーワードの検索ボリュームの一覧が表示されます。
「月間平均検索ボリューム」をクリックすると、昇順で並び替えもできます。
現状では、ブログのテーマやターゲットに必要のないキーワードも含まれている状態なので、必要なキーワードのみ抽出する作業をします。
右上の「ダウンロード」のプルダウンをして、Googleスプレットシートで抽出します。
下記のようにデータを抽出できます。
ここから、テーマやターゲットに必要のないキーワードや重複キーワードを削除して整理します。
ここまでくると、記事を書くべきキーワードが明確になってきます。
最後に、マインドマップでキーワードのツリー構造を作りましょう。
STEP6:マインドマップでキーワードのツリー構造を作成する
マインドマップには、マインドマイスターを使います。
マインドマイスターは基本無料で利用できます。
マインドマイスターに、カテゴリーや先ほど抽出した関連キーワードを入力していきます。
✓マインドマップを使うメリット
・ブログ全体の構造が明確になる
・カニバリを防ぐことができる
・進捗状況がわかりやすい
など、さまざまな利点があるのでマインドマップでキーワードをまとめることをおすすめです。
参考までに、当サイトでもマインドマップを使っています。
しん:記事を書いたキーワードには色塗りしています。徐々にマインドマップが鮮やかになるのを見ると、達成感もありモチベーションも上がるんです。
以上が、キーワード選定の具体的なやり方になります。
キーワード選定におすすめのツール7選
つづいて、キーワード選定に便利なツールを紹介します。
✓キーワード選定におすすめなツール7つ
一つずつ紹介します。
ラッコキーワード
先ほども紹介したラッコキーワードは、関連キーワードを見つけたり、競合サイトの洗い出したりするのに役立つ無料ツールです。
下のホーム画面の検索欄にキーワードを入力すると、先ほど紹介したような関連キーワードのリストが表示されます。
Googleキーワードプランナー
キーワードプランナーは、キーワードごの検索ボリュームを調べるGoogleが提供するツールです。
こちらも基本無料で使うことができます。
Googleトレンド
Googleトレンドは、Googleが無料で提供しているキーワードの検索回数の推移が分かるツールです。
ホーム画面の検索欄にキーワードを入力すると、次のように折れ線グラフで検索ボリュームの推移が表示されます。
上の画像は、「キャンプ」で検索したときの推移です。
ゴールデンウィーク前に多くの検索が集中していることがわかります。
Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋は、読者の具体的な悩みがわかるサイトです。
検索欄にキーワードを入力すると、下のように質問とその答えが表示されます。
読者の具体的な悩みが書かれているので、ラッコキーワードやキーワードプランナーでは、見つからないお宝キーワードを見つけることができます。
RURICO(るりこ)
RURICOは、検索ボリュームとキーワードの類似率がわかる無料ツールです。
検索欄にキーワードを入力すると、下のように検索ボリュームと類似率が表示されます。
キーワードプランナーの検索ボリュームは、「1000~10000」「100~1000」とザックリしかわかりません。
※条件を満たせば詳細表示は可能。
その点、RURICOは詳細な検索ボリュームがわかるところがいい点です。
CHATGPT
CHATGPTにプロンプトを投げることで、関連キーワードを出してくれます。
下記のプロンプトを投げてみました。
「キャンプ」
上記のキーワードの関連キーワードを一覧で出して下さい。
「キャンプ」に関連するキーワードを以下に一覧で示します。
キャンプギア
キャンプ場
ソロキャンプ
ファミリーキャンプ
キャンプレシピ
キャンプファイヤー
キャンプ用品
タープ
キャンプストーブ
キャンプチェア
アウトドアクッキング
キャンプのテクニック
キャンプ初心者
テント泊
グランピング (グラマラス + キャンピング)
キャンプ車
キャンプの持ち物
キャンプの服装
キャンプの安全対策
キャンプ場予約
これらのキーワードを基に、さらに詳しいリサーチや記事作成が行えるでしょう。
キーワード選定は、時間のかかる作業ですが、CHATGPTなら数秒で抽出してくれます。
ライバルサイトのサイトマップ
最後に、ライバルサイトのサイトマップを調べるのもおすすめです。
サイトマップを見れば、タイトルが一覧で表示されるので「どのキーワードで記事を書いているか」が分析できます。
サイトマップは、だいたいフッダーに設置してあることが多いです。
サイトマップがないサイトの記事一覧を調べる方法もあります。
Google検索で「site:対象サイトのURL」を入力してください。
上の画像のように、Googleの検索結果で、記事タイトルが一覧で表示されます
以上が、キーワード選定に便利なツールになります。
キーワードが決まったら記事を書こう!
キーワード選定をしたら、次はそのキーワードに基づいて記事を書きましょう。
記事を書く時のポイントを2つ紹介します。
一つずつ解説します。
ロングテールキーワードから書く
ロングテールキーワードとは、 「キャンプ場 おすすめ 関東」など、複数語を組み合わせたキーワードのことです。
ビッグキーワードは、競合が強すぎるので上位表示するには難しいです。
一方、ロングテールキーワードなら競合が少ないので上位表示をとれる可能性があります。
何より、ロングテールキーワードから書いた方が書きやすいです。
例えば、「キャンプ場 おすすめ」の記事を書くときに、いきなり書くより、「キャンプ場 おすすめ 関東」「キャンプ場 おすすめ 関西」などのロングテールキーワードの記事がすでにあるほうが、まとめやすいんです。
結論、ロングテールキーワードから記事を書くことで、記事執筆の作業効率も上がります。
ペルソナを設定する
関連キーワードを抽出するときは、ザックリしたターゲットの設定だけで大丈夫です。
だけど、記事を書くとなるとペルソナを詳細に作りましょう。
記事作成において、ペルソナ設定が必要な理由は下記になります。
・読者に刺さる記事が書ける
・検索意図を具体的にイメージできる
・SEO対策につながる
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
まとめ:キーワード選定はブログ収益化の第一歩!
今回は、SEOのキーワード選定のやり方について解説しました。
✓キーワード選定の具体的なやり方の再掲
STEP1:ブログのテーマ(メインワード)を決める
STEP2:ざっくりのターゲットを決める
STEP3:ターゲットからカテゴリーワードを考える
STEP4:カテゴリーの関連キーワードを洗い出す
STEP5:キーワードの検索ボリュームを調べる
STEP6:マインドマップでキーワードのツリー構造を作成する
最後に、キーワード選定は一度きりの作業ではありません。
時代やトレンド、読者のニーズは変わるので、定期的な見直しと更新を行い、ブログの質を維持・向上させることが大切です。
今回は以上になります。